<掘り出しニュース>100歳の佐々木佼さん「電柱で死ねたら本望」 現役街灯保守人(毎日新聞)

 【宮城】大崎市岩出山の佐々木佼(さとし)さんは満100歳の今も電柱に登って切れかかった街灯の取り換え業務にいそしむ現役の街灯保守人だ。始めてから45年目になる。「もうやめたら」との周囲の声を尻目に、「社会の役に立ちたい。電柱に取り付いて死ねたら本望」と衰えを見せない。【小原博人】

 作業の受託区域は岩出山中心部から郊外にかけて六つの親交会(町内会)が管理する約250本の街灯。申し出があると、工具バンドを締めヘルメットをかぶり、3年前から作業の「相棒」になってくれた近所の知人、佐々木晃さん(77)運転の軽トラックで現場に向かう。

 街灯の地上高は8〜10メートル。電柱に立て掛けた全長7メートルの内蔵式はしごを踏み上り、届かない所は電柱の足場を数段上がる。はしごは晃さんが支える。蛍光管は命綱と別のロープで引き上げる。取り換えに要する時間は10〜15分。

 1909(明治42)年6月の生まれ。100歳になってからでも「30本ぐらい取り換えたかな」と淡々と話す。蛍光管費用と作業手数料の請求も自分でする。

 佼さんは戦中から東北電力の発電所などで働き、1965年の退職後まもなく岩出山で電気の検診業務に従事。その折、街灯の取り換えを頼まれたのが今に至るきっかけとなった。晃さんは自宅の電気関係の修理をしてくれた佼さんの腕と気概に感心し作業を手伝うようになった。

 佼さんは約10年前、妻に先立たれ子供も別に住んでいて自宅に1人暮らし。買い物、食事作り、洗濯など自分でこなす。たばこは20年前までたしなんでいたが、酒はほとんど飲まない。総入れ歯だが、和食中心の3食をしっかり取る。

 18年前に胆石を除去して以来、風邪を除いて病気知らず。身長156センチで体重47キロ。自転車に乗って街灯の見回りもする。耳がかなり不自由だが、街灯保守に懸ける佼さんの行動と気概は、事故を心配する声の一方、「岩出山の誉れ」との称賛も呼んでいる。

 佼さんの「街灯人生」は23日午後1時50分からNHK総合テレビの「百歳バンザイ!」で紹介される。

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